苦楽園 大正3(1914)年
大阪の商人、中村伊三郎が山林だったこの場所を別荘地として
開発を手がけ、山開きの時に飾った家宝の瓢箪に付けられていた
「苦楽瓢」という銘にちなんで名づけられた。
大正初期にラジウム泉が湧いて旅館街へと変貌し、大正14(1925)年には
阪急電鉄苦楽園口駅ができ、昭和初期には文化人村の観を呈した。
昭和13(1938)年の阪神大水害で鉱泉もかれたため観光地としてはさびれ、
高級住宅街へと変貌していった。

現在ある地名は、苦楽園一番町~六番町。
参考文献 『町名の話・西宮の歴史と文化』 山下忠男著
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